組曲虐殺(2019)
公演情報
- 劇団
- こまつ座
- 公演期間
- 2019/10/06〜2019/10/27
- 劇場
- 銀河劇場(天王州)
- 作/原作
- 井上ひさし
- 演出
- 栗山民也
- 出演
- 井上芳雄、上白石萌音、神野三鈴、土屋佑壱、山本龍二、高畑淳子
劇評一覧
- やっぱし舞台が好き!(2019/10/09)
【再演】
組曲虐殺(2009年 井上ひさし演出)
組曲虐殺(2012年)
【こまつ座の他の作品】(劇評の多い順)
- 「ロマンス(2007)」[劇評13本]
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- 「父と暮せば(2018)」[劇評6本]
- 「母と暮せば(2021)」[劇評6本]
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ディスカッション
コメント一覧
組曲虐殺、台風直撃の12日見ることが出来ず、急きょ、予約取り直して、3階席で14日見ました。
見てよかった。
小林多喜二の生涯を小樽のパン屋でなぜ貧しい人々がパンを買えないのかというところから出発し、田口タキと伊藤ふじ子二人の女性と多喜二の心の交流、いや葛藤、成長、嫉妬それは青春記とも言えるみずみずしい姿。
後半は、多喜二は非合法活動に入るけれど、チャップリンのモノマネの変装、なぜか多喜二に心を寄せる特高などを織り交ぜながら、多喜二の独白のシーンへ。
身体の一部じゃなくて。全部で書くんです。カタカタと身体から映写機が動いて。
もう、脳天を突き破るというか、真剣に生きているか、と問われたというか。
これは井上ひさしの多喜二という命をかけて時代に向き合った作家を通したメッセージだと思いました。
ピアノと曲は、小曽根真、多喜二役は井上芳雄、タキ役の上白石萌音、伊藤ふじ子役神野三鈴、特高役土屋佑壱、山本龍二、姉役高畑淳子
演出 栗山民也